05.24
Sat
本日発売のアフタヌーン7月号、月に吠えらんねえ9話が掲載されています。
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主人公が久々に色々と全開です。
ここまで月吠は一話完結に近い形で進んでいましたが、
9話はギアチェンジにあたる回で、ここから連続した形になっていきます。
それもあって、9話は途中で終わってる感じで物足りなく思われるかもしれません。
無念なことに体力的にこれまでのページ数の維持が難しくなってしまったため、
すみませんがしばらくこのペースで、おつきあいくださいませ…。

また、一話完結っぽくなくなるので、
単行本お読み下さり、雑誌で追おうか迷っている方がいらっしゃいましたら、
ぜひこのタイミングで!よろしくお願いします。

9話前半には朔太郎の「蟲」(『宿命』より)をかなりダイレクトにお借りしています。
青空文庫のリンクです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1790.html

これが私はとても好きでして、というのも、私も…私も、というのは不遜ですけれども
子供の頃から今に至るまで、言葉、単語の切れ端が唐突に浮かんで離れなくてずっとぐるぐる回り
数日間頭がそればかりになってしまうということがよくあるのです。
言葉だけでなく特定のイメージだとか。こちらはそのまま漫画の場面になっていくこともあるんですけれども。
幸い、日常生活に支障をきたすほどではないんですが、
「蟲」を読んだ時は、ああ、わかる〜〜!と激しく共感したのです。
ただ朔太郎先生の、電車の中で話しかけたり友人に問いつめたり「皆知ってて教えないんだ」となってしまうあたりは、
やはりここが常人と天才の決して埋められない差、さすがです、感服仕ります。
そういうわけで共感しつつさすがーと実感する「蟲」とても面白いので…最後の本人解説も一緒にぜひ読んでみてください。

『宿命』は朔太郎最晩年の散文詩集です。
特に後半の、「月に吠える」時代の感覚を喪失した老境の嘆き、ぜひ読んでみていただきたいです。

あと、ベランダあたりの場面についてはまた後日、
戦争詩のことも、6話の時に書きそびれているのでいずれ…。


用途不明の没ラフ?を見つけました。
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