05.19
Mon
先日掲載されました新聞記事につきまして。
記事では「朔太郎が主人公の漫画」「数々の作家が登場」とされていますが、

月に吠えらんねえの主人公はあくまで
「朔太郎の作品からイメージした架空の人物である朔」でして、
実在の作家をキャラクター化して登場させているわけではないこと、
こちらからは掲載前に修正を求めていましたが、記事には反映されなかったこと。

を記しておきます。

とはいえ非難しているわけではなく、取り上げていただいたことには大変感謝していますし、
読者にわかりやすく伝えるという目的、限られた字数では仕方ないことだと思っています。
ただ、取材を受けている記事である以上、
こちらの見解と違うということは注記しておく必要があるかと思いました。
繰り返しますが、非難しているわけではありません。

月吠は朔太郎の書き残したものを詩も評論もノートも書簡も並立したテキストとして
組み上げたファンタジー漫画で(これは私が朔太郎作品に触れた最初が朔太郎全集で、詩集単体で出会わなかったことによると思います)、
朔太郎の実際の人となりやエピソードも(作品理解の要素として)編み込んでいるから
ややこしいんですけれど…

主人公の名前が朔太郎ではなく朔であることにも
実在の作家の人生とはかけ離れていることそのものにも意味を込めているつもりであり、
しかしその「つもり」が伝わらないのはひとえに私の力不足であり、
情けなく申し訳ない思いがするのでした。

この漫画が完結する頃には、
作家自身ではなく作品からのイメージだからこそ成立している漫画だと、
納得できるものになっているよう精進致します。

最後まで描きたいなあ描けるといいなあ…。

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さて全く関係ありませんが、
コミックス1巻ではかなりの量の没ラフが出ました。
貧乏性なので、他で使うこともなさそうなものをここでちょっとまとめてのせちゃいます。
comicb01.jpg
これは実際のカバーの元になった絵です。
comicb03.jpg
comicb05.jpg
comicb04.jpg
comicb06.jpg

そういえば朔の着物の色は一定していません。
こちらは1話見開きのカバーの、全体の青がないバージョンです
comicb07.jpg
後から青が乗るのが前提なので髪色も違いますが…

しおりでもまた色が変わっています。
siori01sam.jpg

そう…ええ…着替えてるんじゃないでしょうか…。
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